ストレスとレジリアンス
2011年9月28日(水)
Tweet
今年は3月に東日本大震災があり、その後も台風などの災害が続きました。近年このような大災害では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などのこころの問題に関心が向けられています。
災害などで死ぬような恐ろしい目にあうことを心的外傷体験(トラウマ)といいます。その直後は茫然自失となり後でよく思い出せず、物音に敏感になり、トラウマの場面が何度も思い出され、その場所や関係する活動を避ける、などがみられます。これらは多くの人に起きることで、決して異常なことではありません。いうなれば、異常な事態における正常な反応です。このような反応は数日から数週間でおさまることがほとんどです。しかし、1 カ月以上続く場合はPTSDと診断されます。PTSD の多くは時間とともに治っていきます。
わが国では大災害後、約20%の人が広い意味でPTSD になり、その約80%は自然に回復するといいます。どのような人がなぜPTSD になるのかは重要な問題です。しかしそれ以上に大事なのは、同じ体験をしてもPTSD にならない人や自然に回復していく人がいるということだと思います。
病気になるのを防ぐ力や病気から回復していく力を「レジリアンス(resilience)」といいます。レジリアンス(跳ね返り)は、圧縮された後、元の形や場所に戻る力のことです。ストレス(stress) は、もとは「外力による歪み」を意味する言葉ですので,レジリアンスは「その歪み(=ストレス)を跳ね返す力」となります。
トラウマを受けた子どもの長期的な観察からPTSD のレジリアンスが研究され、その結果、「外部に導く存在があり、感情的な人間関係を結べて、自分を表現する場所がある場合にレジリアンスが発揮される」ことがわかりました。
PTSD というネガティブな面ばかり見ないで、私たちには必ず回復する力があることを信じたいと思います。ただし、その回復する力が発揮されるためには、人とのつながりを持つことが重要です。ですから、普段から友人や家族とのつながりを大切にしていきたいと思います。
災害などで死ぬような恐ろしい目にあうことを心的外傷体験(トラウマ)といいます。その直後は茫然自失となり後でよく思い出せず、物音に敏感になり、トラウマの場面が何度も思い出され、その場所や関係する活動を避ける、などがみられます。これらは多くの人に起きることで、決して異常なことではありません。いうなれば、異常な事態における正常な反応です。このような反応は数日から数週間でおさまることがほとんどです。しかし、1 カ月以上続く場合はPTSDと診断されます。PTSD の多くは時間とともに治っていきます。
わが国では大災害後、約20%の人が広い意味でPTSD になり、その約80%は自然に回復するといいます。どのような人がなぜPTSD になるのかは重要な問題です。しかしそれ以上に大事なのは、同じ体験をしてもPTSD にならない人や自然に回復していく人がいるということだと思います。
病気になるのを防ぐ力や病気から回復していく力を「レジリアンス(resilience)」といいます。レジリアンス(跳ね返り)は、圧縮された後、元の形や場所に戻る力のことです。ストレス(stress) は、もとは「外力による歪み」を意味する言葉ですので,レジリアンスは「その歪み(=ストレス)を跳ね返す力」となります。
トラウマを受けた子どもの長期的な観察からPTSD のレジリアンスが研究され、その結果、「外部に導く存在があり、感情的な人間関係を結べて、自分を表現する場所がある場合にレジリアンスが発揮される」ことがわかりました。
PTSD というネガティブな面ばかり見ないで、私たちには必ず回復する力があることを信じたいと思います。ただし、その回復する力が発揮されるためには、人とのつながりを持つことが重要です。ですから、普段から友人や家族とのつながりを大切にしていきたいと思います。