挨拶
筑波大学長 永田恭介筑波大学長 永田恭介
 すでに皆様ご存じの通り、筑波大学には、「学群・学類」制による学部段階教育、全教員の大学院所属による研究の重視、学生宿舎や課外活動をはじめとする充実した学生生活支援など様々な特色があります。総合大学として多様な学問分野を有しており、それぞれの専門分野ごとに教育・研究を深化させるとともに、既存の分野にとらわれない学際的な教育・研究も活発に行われています。学生は広く全都道府県から集まっており、世界各国からも多くの留学生を受け入れています。筑波研究学園都市にある各研究機関との連携や社会・地域との交流も積極的に進め、「開かれた大学」という創設の理念は、本学の教育・研究・社会貢献に広く息づいております。こうした中で、学生もまた本学の特色を活かして、勉学に、課外活動に、あるいは市民的活動や起業にと活躍し、その成果は、一般の報道を通して皆様の目に触れることが多いことと思います。
 紫峰会は、本学の開学間もない頃に、厳しい制限のある予算制度を補って円滑な学生支援を行うために、本学の学生生活支援室が中心となって設立された在学生の保護者の会です。以来、他の国立大学法人にはないユニークな組織として発展して参りました。これまで、会員の皆様からの会費により、独自のスタッフ体制を整え、大学と学生・会員の皆様の間に立って、学生の生活・学習面や課外活動等の経済的援助や相談、また情報交流の中核的役割を担ってきました。これからも、学生を見守る支援体制の一翼を担うものとして、その役割は大学としても更に重要であると考えております。
紫峰会会長 高橋和志紫峰会会長 高橋和志
皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 紫峰会は、筑波大学の学生後援会として、課外活動支援、学生生活の支援、そして広報普及活動を3本の柱として事業を展開してまいりました。具体的には、クラブ・サークルや学園祭、スポーツ・デーなどの学生の団体・組織活動の財政や運営のサポート。学生個人の生活や就職活動のサポート。そして会員や会員対象者への広報サービスと会員・学生を含む大学関係者の連帯感の醸成を推進してまいりました。
 紫峰会の設立は、昭和52年開学以来、筑波大学で非常に盛んであった学生の課外活動を財政的に援助しようと、学内の先生方から声が挙がり、筑波学都資金財団を窓口として始まりました。
 以来、学生の保護者の皆様や関係者の要望を受けて、課外活動の助成だけではなく、生活や就職活動の支援や会報の発行や大学グッツの製作販売など、その活動の範囲を広げてまいりました。平成元年には同財団から独立し、今、これらの活動を通して、学生たちの諸活動を支え、その質の向上に寄与すると共に、彼らを取り巻く人々をつなぎ、その和をもって学生達を温かく見守ろうと努力を続けております。
 筑波大学にご入学された学生の保護者の皆様におかれましては、筑波大学と学生たちを応援する輪に是非加わってくださいますよう、心からお願い申しあげます。
学生担当副学長 清水一彦学生担当副学長 清水一彦
 学生の保護者の皆様、卒業生の皆様、日頃より筑波大学に多大なご支援を賜り心より御礼申し上げます。筑波大学は師範学校(明治5年設置)以来101年にわたる長い前進学校の歴史を引き継ぎ、1973年に新構想大学として開学し、今年には創立40年を迎えます。2002年の図書館情報大学との統合、2004年の国立大学法人への移行後も、世界に開かれた大学として教育、研究、社会貢献に取り組んで参りました。2020年には学群学生の10人に一人、修士学生の4人に一人、博士学生の2人に一人が留学生という国際性の豊かなキャンパスにする計画を立てています。また、学生一人ひとりが健康で充実したキャンパスライフを過ごせるよう、課外活動など学生支援や就職・キャリア支援にも積極的に取り組んでおります。しかし、ご存知のように国は未曾有の経済状況です。国からの大学への財政支援も一段と厳しさを増しております。とはいえ、学生の修学・生活支援の質を落とす訳にはいきません。  紫峰会は設立以来、保護者、卒業生の方々の理解によって、大学の制度を補い、国からの資金では援助し難い学業、課外活動、生活全般に対するきめ細かな支援を行うとともに、大学-学生-会員間のパイプ役を果たしてきました。その支援は、学生の生活に深く浸透し各方面から高く評価されています。今や紫峰会は大学の運営に不可欠な組織といっても過言ではありません。筑波大学にご入学された学生の保護者の皆様に、紫峰会の趣旨をご理解いただき、力強いご支援を賜れれば幸いです。