新潟ボラ秋の陣(1)
■日付:11月28日
■場所:十日町市
■メンバー:加藤、木村、染谷、山崎
■体験記製作者:染谷
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■Yさん宅でのボランティア
「ボランティアだけで被災者の車を運転して、焼却場に行ったりしてはいけない」との事で、被災者宅に向かった我々に対し、被災者の方は<車で焼却場にゴミを置いてきて欲しい>と頼んできた。ボランティアセンターと被災者との間で違い、最初のコミュニケーションがギクシャクしてしまった。
しかし、ボランティアセンターと連絡を取り“シイラさん”というボランティアのボスの人にきてもらったことで事態は好転!後でシイラさんがごみを運んでくれるので今は家の中でいらないものを外に出しゴミの分別をして欲しい。
といわれて、ゴミの分別、片付けを始めたところ被災者の人と次第に心を通わせることに成功した。次第に冗談も混じりながらの会話に変わり、被災者の奥さんは自分のペットである猫の“さやかちゃん”を紹介してくれた。片付けの最中では1992年賞味期限のカルピス、オレンジジュース、りんごジュース(ほぼりんご酢の状態)、コーヒーなどを発見しとても面白かった。最も興味深かったのは、「巨人の星」がまだ掲載されているマガジンなど年代ものの漫画だった!とにかく描写が濃ゆかった・・・。片づけが終わると被災者の人と写真をとることが出来、奥さんもとても嬉しそうな様子だった。また最後の奥さんの「猫の手も借りたい気持ちだったのよ」(さやかちゃんに対して)という言葉には自然と笑顔がこぼれた。
尚、さやかとはお孫さんの名前と同じ名前らしく、奥さんの家族愛も感じられた。
■ボランティアセンターでの対談
■ボランティア後、災害対策ボランティアセンター総務で今回の旅の経緯、目的を話した
対談;加藤(ピアラ)、長野さん(災害対策ボランティアセンター総務)
加藤:
この度、筑波大学では新潟中越地震災害ボランティアプロジェクトを立ち上げ、新潟に対してこれから支援を行なっていきたいと考えている。それの一環として、私たちのプロジェクトでは12月5日にチャリティーコンサートを、近くのショッピングモールで行なうことを企画している。ついてはこちらの詳しい情報をそこで発信していきたいと思っているので地元でしか得られない貴重な情報、これからの動向を教えていただけないだろうか。また冬休みにも私たちはこちらにボランティアを派遣する企画を計画しているのでその時期の、こちらのニーズを教えていただきたい。
総務:
今はこのような対策本部がたっているが12月には社会福祉協議会がその後任を受けて対策本部は解散することとなっている為、これからの支援方法の確実な予測は出来ない。しかし、@除雪Aクリスマス前後に保育所でのクリスマス会B施設でのイベント 等がこれからの被災者のニーズではないかと私は考えている。どっちにしろ、十日町市では片付け等での支援ではなく、イベント的なものがその中心となるのではないだろうか。
加藤:
筑波大学では石打研修所があること新潟に縁のある人や、新潟出身の人も多いので何かしたいと思っている学生も多い。やっぱり復興は地元の人がメインになって行っていくのが理想の形ではないかと思ってはいるが、新潟とは離れたつくばという地でも、もちろん限界もあると思うがそういう人たちのおもいを伝える場をつくりたい。他にどのようなニーズがあるのか?
総務:
・・・・・・
加藤:
災害ボランティア企画として私たちは@チャリティーバザーA第2期の支援についても検討中です。また、チャリティーコンサート企画はこんな感じで進んでおります。(計画書を差し出す)ここの情報提供ブースで流す情報を30日に小千谷、川口で収集しようと思います。
総務:
これから十日町市は落ち着いていくだろうと思われますが、小千谷、川口ではこれからも支援が必要な状態が続くでしょう。特に川口は冬の間にとても大変な状況になることが予想されます。そちらの方にもこれから支援をしていって頂ければ幸いです。十日町市はイベント等の企画で精神的なサポートをしていっていただければと思います。
■質問等が終わった後の長野さんの話
新潟の中越地区では1月14・15・16日に小正月行事が行われます。その時に一緒に共催してイベント等をやりませんか?小正月行事としては@かまくらA鳥追いB祭の守(さいのかみ)がある。2月18日19日20日には雪祭りがあります。そちらも興味があったらどうぞ。つまりこれからは、支援ボラと同様にイベントボラも必要とされます。
あと来春はここら5つの町が合併して互いに助け合っていこうと思っています。早く復興していけることを祈ってください。今日は遠い中ご足労ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。
■夜のミーティング
■今日の感想
□来るときの感想:
@思ったより普通だった。
A早く着いた。
Bサービスエリアの雑貨が印象的だった。
C新潟県民はみんな平気そうな様子で安心した。
Dトンネルを抜ける前と後で景色ががらっと変わった。
(前では震災の爪あとが見られなかったのに比べ、後では地震による爪あとが如実に残っていた。)
E片道の高速料金は約6000円だった。
Fガソリンの代金は木村さんが払っているものだから金額をきちんと把握しておこう。
G来る最中の交差点で寝息を立てていたおじさんは大丈夫だろうか?(内輪ネタ)
□ボラセンに着いたときの感想:
@割と、いい意味で適当だった。
A受付の人たちは素人の雰囲気だった。
Bやはり仮説設置だというのは否めないと思った。
C手続きが簡単、かつ説明が丁寧だった。
□ボランティアをしてみての感想:
@情報の共有不足は親身に感じた。
Aでもやってみて本当に楽しかった。
B想い出が被災者の人によって紡がれていった。
C最後の談笑や写真撮影をしたときは地域の人と少しだが心がつながれた気がした。
□ボラセンに帰還して:
@ボラセン職員さんの「お疲れ様です!」の挨拶に心が癒された。
Aヘルメット等が用意されていたのは嬉しかった。
Bしかし地元の人にしか分からないこと、やれないことがあるということを経験した。
やはり地元のことは地元だ。
C車は必要だと思った。なにより被災者の家に行くのが遅かったりしては申し訳ない。
D予想外の出来事が起こったときはいつでもボラセン等に連絡し、自分ひとりで考えない姿勢が重要だと思った。
E2泊3日は集中して学生がボランティアをでき高度のパフォーマンスを維持でき丁度いいラインだと思った。
□宿にて:
@一番館の設備、食事にはとても満足した。
Aやはり外は寒いから車中泊はやめよう。
Bくつろげる場所の確保は不可欠である。なによりボランティアがギスギスしたら人を助けるどころではなくなる。
Cつまりはリラックスをいかに出来るかが、明日への行動の原動力となるのでありこれを欠かしてはならない。
Dそういう意味でボラセンの設定したボランティアの時間期限である4時はとても丁度いいものだと思う。(一同納得)
■明日に向けての方針・抱負
@新しい失敗は必ず明日起こるだろう。しかしそんなことにめげてはいけない。明日の失敗は今度の成功につながるし、またこの地への執着を生み出す。なによりマイナスのことばかり考えている時間はもったいない。
A私も同意見。今回の失敗は次回への成功につなげればいいし、それは明日に向けての活力というプラスのものを生産する。
B怪我には気をつけよう。なにより今日怪我人が出なくてほんとによかった。
C被災者の人たちが帰り際に言ってくれた「ありがとう」の一言はとても嬉しかった。みな、今回の旅に参加している人たちは何かを犠牲にしてきているがそれによって得るものはそれ以上に大きかった。誰も後悔はしていない。
来るときかかった高速料金6000円、ガソリン代約4000円。帰り際にもらったばあちゃんの笑顔=pliceless
D明日は十日町市のボランティアの全容が把握できる。これによって被災地の(住民、ボラセンを含めた)スケジュールをつくろう。そして明後日それをほかの都市と比較してみよう。
Eやっぱり、一番館はとてもお勧めだ。今度のときもなるべく利用するようにしよう。
Fその後、加藤さんの暴走が始まり(時間にして40分、自身の夢やボランティアに対しての思いが語られた。メモするのも面倒なので)、収集がつかなくなったのでこれにてお開き。明日も頑張ろう。今ちなみに1時8分。明日朝風呂は入れるか微妙なところだが気にしない。やばい眠い寝てしまおう。